仲間づくり
2016年08月31日
おはようございます。
8月だというのに、この涼しさは一体何事でしょうか。
そんなことはさておき、昨日開催した学習会の様子をご紹介しましょう。
8月30日の夕刻より、職員対象のメンタルヘルス学習会を開催しました。
全産業において、職員のメンタル不調による休職・退職が課題となっていますが、福祉関係の職場も例外ではありません。
職員の不調に気付いても、浅はかな知識では同僚も上司も対応に困るばかりで、事態は悪化の一途を辿ります。
この状況を打開しようと、昨年度から臨床心理士の斉藤先生を法人カウンセラーとしてお招きし、職員との面談を実施しています。
今回はメンタルヘルスについて職場全体に理解を広げるため、この学習会を企画しました。
斉藤先生「僕のこと、知っている人いますか?」
あいさつもそこそこに、早速グループワークが始まりました。
今回の学習会のテーマは「仲間づくり」です。
5~6人のグループに分かれると、模造紙が1枚渡されました。
先生から出された指令は4つ
1.今からコラージュ作品を作ります。各グループごとに作品のテーマを決めてください。
2.テーマが決まったら、持参した古雑誌を自由に切り抜いて、模造紙に張り付けてください。
3.ただし、作業中は一言も話してはいけません。
4.グループ内のコミュニケーションは、アイコンタクトとジェスチャーのみで行ってください。
聞こえてくるのは雑誌をめくる音とハサミで切り取る音のみ。
誰一人声を出す者がおりません。黙々と作業に没頭しています。
では、できあがりを見てみましょう。
グループA テーマ「健康」
グループB テーマ「花畑」
グループC テーマ「夏」
グループD テーマ「秋」
最後に、できあがった作品を見て、意見交換を行います。
言語の使用が禁止された、いわば『不自由な作業』を意外にも参加者全員が「楽しかった」と答えました。
なぜ楽しいと感じたのだろうか?先生の問いかけから、少しずつその答えが明らかになっていきます。
とかくストレス過多といわれる現代社会。
感情を抑えることが「大人」と教えられてきた私たち。
この学習会で、先生から大事なメッセージを贈られたように思います。