まつり番外編 『鳥取県へ』 その1
2016年12月01日
県外出張すると、現地の方に「島根県って、砂丘があるところ?」とよく聞かれますが
それは鳥取県ですね。
他にもゲゲゲの鬼太郎や名探偵コナン発祥の地として有名です。
島根県のお隣りに位置し、なんとなく漢字が似ていて、高齢化率のトップを競い合う親しみのある県です。
10月21日の14時7分、その鳥取県で地震が発生しました。
震源は鳥取県中部(倉吉市、湯梨浜町、北栄町)。最大震度6弱を記録。
奇しくも「ひまわり園まつり」開催日の前日の出来事でした。
屋台の売り上げを何に使うか?
数日後の会議で話し合いましたが、結論が出るのに時間はかかりませんでした。
被災した鳥取県の復興に役立ててもらうため、全額寄付することに決めました。
ですが、ただ寄付をするだけでは味気ない。
どうせなら災害ボランティア活動にも参加しようと思い立ち、倉吉市に単身向かうことにしました。
必要装備を買い揃えたため、私の小遣いは既に枯渇。良妻から来月分の小遣いを前借りして出発です。
写真は北栄町から倉吉市に向かう道中のものです。道路も所々隆起したり亀裂が入っていました。
屋根にかかったブルーシートを見ると、熊本地震の時の光景を思い出します。
少し迷いながら倉吉市の災害ボランティアセンター「まちかどステーション」に到着。
今回の鳥取中部地震では、ボランティアの受付を「県内在住者」に限定していたため半ば諦めていたのですが、ここ倉吉市が唯一県外者も受付可能でした。
ボランティアセンター長様に、屋台の売上金44,200円をお渡ししました。
少額ではありますが、復興支援に役立てていただけたらと思います。
まつりにご参加いただいた皆様、運営に尽力した職員に改めて感謝の意を表します。
さて
この日からボランティア活動に参加するつもりでしたが、前日の残業がたたりまさかの寝坊。センターに到着したのが10時半を回っていました。
悪天候であったこともあり、この日の活動人員は既に充足していたため、活動は明日からになります。
急に時間ができたので、とりあえず周囲を散策することにしました。
国の重要伝統的建造物群保存地区である、「白壁土蔵群」です。
素敵な町並みですが、屋根と外壁の損傷が生々しく残っています。それでも瓦礫はきれいに撤去され、道にはゴミひとつ落ちていません。さすが観光地だなと感心しました。
ここはNHKでも報道されていたレストランですね。現在は仮店舗で営業を再開しておられます。
この日は雨だったためか、観光客の姿もまばらでしたし、被災から営業を休止したままの店舗もあるようでした。一日も早い復興を願うところです。
長くなりましたので、続きは「その2」で報告します。