コロナショック
2020年03月27日
ご無沙汰しております。園長です。
毎日、この話題で持ち切りでございます。COVID-19(新型コロナウイルス)。
PCR検査だの、市中感染だの、クラスターだの、オーバーシュートだの、ロックダウンだの・・・
おかげ様で随分詳しくなりました。
世界中で猛威を振るい、医療崩壊を起こした国々の悲惨な状況に胸が痛みます。
グローバル経済の弱点が露呈して、全世界のサプライチェーンが崩壊。最初は終息後の好景気到来が囁かれていましたが、日に日に楽観論が消えていきます。
そして、いよいよ東京にも緊急事態宣言が発令されるのか、首都封鎖はあるのかという話まで。
そんな中、島根県の感染者は未だゼロとは・・・奇跡というか気味が悪いというか。
特別養護老人ホームには、さまざまな基礎疾患を有する高齢者の方が80名いらっしゃいます。
一度ウイルスが持ち込まれれば、気がついた頃には手遅れです。感染した方はほぼ全員重症化し、残念ながらお亡くなりになる方も少なくないはずです。
島根県には入っていないから安全なんて、何の医学的根拠もありません。
休校しないから大丈夫と言われても、入居者の皆様には何の保証にもなりません。
最悪の事態を想定する、大げさだと言われても空振りを恐れない。そうやって施設の対策方針を決めてきました。
ご家族の皆様には、面会禁止等、この度の感染対策で随分とご不便をお掛けしています。
いろいろと思うところはおありかと存じますが、このウイルスの未知の部分がもう少し明らかにならなければ、有効で安全な選択肢をご提案できない状況にあります。
とにかく今はウイルスの侵入阻止に全力を尽くす。日本が次のステージに移った時は、ある程度の開き直りも必要になるでしょう。
いましばらく、大事な方のためにお時間をいただきたいと存じます。