先月の終わりの事です。

夜勤想定の避難訓練を実施しました。

まず、今回の訓練に参加する職員が集まって学習会を行います。そこで手順などを思い出し、実際の訓練に臨みます。

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非常ベルが鳴り響き訓練開始です。手順通りに火災受信機や火元を確認して初期消火に向かいます。

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いつものように「初期消火失敗」で避難誘導が開始されます。

火元に近い方から外へ誘導していきます。昼間なのに、夜間想定という事で入居者の皆さんには横になってもらっていました。

「火事です!起きて逃げましょう!!さあ掴まって!!」

普段はゆっくりと歩かれている方ですが、急がねばならない時は車椅子を用意して、それで避難します。

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ご自分で逃げられる方には、逃げる場所をお伝えして向かってもらいます。

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そうこうする内に特養からの応援も駆けつけました。

「応援に来ました!火元は何処ですか?」

「火元は○○で、何名がここから逃げられます。出られた人の保護と今何人出られたのかを知らせてください。」などと

必要なことをお願いします。

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応援者は玄関近くまで来た方を外まで誘導します。施設内の間取を詳しく知らないため、玄関から奥には入り込むことはしません。

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ある部屋で、寝ているはずの入居者がいらっしゃいません。玄関に向かって叫びます。

「〇〇さんの姿が見えません。もう出ておられますか?」

「はい、出て来られたので保護しています」

「わかりました!」

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良かったです。自分でベルの音を聞いて出られる方も居られますからね、応援者との連携は必要なんです!

参加者みんなで協力し合い、今回も無事に全員を非難してもらう事が出来ました。

ひだまりには2つの玄関があるので、それぞれに避難してもらいました。

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訓練が終了した後には振り返りを行い、今回の反省点・次回への改善点を考えていきます。

今回は、職員だけでなく入居者さんも参加してくださいました。

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「お疲れ様です。大変でしたね」と労いの言葉を下さいました。

「ありがとうございます。○○さんもお疲れさまでしたね。」

 

ホント、お疲れ様です。訓練だとわかっていても非常に緊張するし、真剣に行うのでとても疲れた事でしょう。

これで、万が一の場合に少しでも安心できる事でしょう。